「人に向き合う」とはその人の”文化や価値観”に向き合うこと

相談を受ける薬剤師 その他・日々雑感
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pharmasahiroです.

随分と更新がおろそかになっております.
まぁ,あまり自分を責めずにマイペースにやってゆきましょう.

人と向き合うとは何か?

こんな壮大なテーマに対して一家言持つほど
自分には知性も理性も到底持ち合わせてはいないのですが,

毎日いろんな人との対話を通じて思ったことをまとめておきます.

人に向き合うとはつまりその人がそれまでに形成・熟成してきた文化や価値観に向き合うことなのではないでしょうか.

「ああ,この人にとって健康とは何よりも変えがたいもので,それは幼少期に病気で学校にいけなかったり色々苦労していることから作られている価値観なんだろうな」

「ああ,この人にとって趣味のゴルフができないことが何よりも堪え難いことであって,だから何としても,どれだけお金がかかってもリウマチの治療は継続したいって思っているんだな」

「ああ,この人にとって健康とは割とどうでもいいことであって,積極的治療というよりはもう苦しまずに逝けることが何よりも大事なことなんだな」

…などなど.

人が違えば当然考えも違うなんてベタな言い方ですが,
もう本当にその通りであって,
裏を返せばこのあたりの価値観や考えの多様性っていつから,
そしてどこまで昔と今とで違うのか,もしくは変わっていないのかも気になるところです.

…このあたりは人文学者さんや歴史学者さん,もしくはこういった価値観の形成過程に明るい人たちと一緒に話をして見たいものですね.

まぁ,やっぱりここでもいつもの如く,

・薬のことを知っていても患者とはラポールは形成できない
・まずはその人の人となりを理解しておくこと
・さもないと何気ない一言でその人の価値観や文化のタブーを踏んでしまう

と思ってしまうのです.

とはいえ,こんなことをつらつらと考えつつも,

話だけ上手なヤブ薬剤師に成り下がるわけにもいきません(当然).

今日も今日とてせっせと論文やUpToDate,尊敬する先生方のブログに目を通して,
それら武器をちゃんとしたタイミングで上手に使いこなして,
患者さんやご家族さんに,

「ああこいつに相談してよかったな」
「こいつに相談して少しは楽になったな」
「こいつのいるこの場所にまた来ようかな」

と思ってもらえるような,
そんな街の医療者になれるよう精進しているところです.

乞うご期待.

今日はここまで.
それでは▽