JJCLIP_#59 認知症患者さんは積極的な運動療法を受けた方がよいのでしょうか?

体操する高齢者 JJCLIP
体操する高齢者

pharmasahiroです.
本日はJJCLIPの告知でございます.

平成30年度第5回薬剤師のジャーナルクラブ開催のお知らせ

開催日時:平成30年8月19日(日)
■午後20時45分〜 仮配信
■午後21時00分〜 本配信
なお配信時間は90分を予定しております.

ツイキャス配信こちらから.
司会進行は精神科薬剤師くわばらひでのり@89089314先生です.
ご不明な点などありましたら, 薬剤師のジャーナルクラブFacebookページよりご連絡いただけると幸いです.

症例51:認知症患者さんは積極的な運動療法を受けた方がよいのでしょうか?

【仮想症例シナリオ】

あなたは,とある街の薬局の薬剤師さんです.
残暑厳しい毎日,おまけに連日のゲリラ豪雨と,先の読めない変わりやすい天気に辟易してしまいそうです.
お盆明けの忙しさが少し引いてきたある時,
顔見知りのケアマネージャーさんが薬局にいらっしゃいました.

「ちょっと聞きたいことがあって来たんです.実は担当している患者さんの家族から,
“認知症には運動がいいとネットで調べたから,ぜひリハビリとかをケアプランに入れて欲しい”って言われちゃったんです.
ただ,プランとしては割とギリギリで,どうしたらいいのか困ってしまって…
本当に認知症患者さんって運動した方がいいんでしょうか?
薬のことじゃないんですけれど,先生,どう思います?」

[患者情報]
軽度認知症と診断された75歳男性.
抗認知症薬の治療はすでに導入・継続済み
ケアを受け始めて半年ほど経過しており,ご家族の目からは徐々に増悪しているように見える
ただし,医療・介護者からの視点では特変なしと判断されている

これはここで何かしらの方向性を示した方がいいと思ったあなた.
「自分も調べてみましょう」と,ケアマネさんの前で何か有用な報告がないか探してみたところ,ちょうど疑問に当てはまりそうな論文を見つけることができましたので,その場で早速読んでみることにしました.

【論文タイトルと出典】

Dementia And Physical Activity (DAPA) trial of moderate to high intensity exercise training for people with dementia: randomised controlled trial.
Lamb SE, Sheehan B, Atherton N, et al.
BMJ. 2018;361:k1675. PMID:29769247

【使用するワークシート】

ランダム化比較試験を10分で吟味するポイント

(@syuichiao89先生作成)

 

告知が大変遅くなりました.
シナリオのように残暑かつ台風にゲリラ豪雨に,
本当にめまぐるしい夏の季節になっておりますね.
みなさまご体調はいかがでしょうか.

そんなへこたれそうな(自分だけ?)天候を吹き飛ばすべく,
今月も面白い(衝撃的な?)エビデンスとシナリオをご用意いたしました.
熱く暑く,あっっっっつく語り合いましょう.
(あつくるしすぎ?)

エビデンスと実臨床をつなぐ架け橋へ

いつものように, 配信中に頂くコメントへは随時お答えさせていただきます.
皆様にとって, 貴重で愉しい抄読会となれるよう鋭意努力いたします.

それでは, ネットの世界で皆様とお会いできることを心待ちにしております.

[補足:JJCLIPってなに?]

薬剤師のジャーナルクラブ
(Japanese Journal Club for Clinical Pharmacists:JJCLIP)とは,
薬剤師がEBMを実践するための学びの場を提供するSNSコミュニティです.
現在は@89089314先生, @syuichiao89先生, そしてわたくし@pharmasahiroの3名をコアメンバーとして運営しております.