pharmasahiroです.
勉強という言葉を耳にしたとき,みなさまどんな印象を受けるのでしょう.
「社会人になってもまだ勉強するのかぁ(否定的)」
「いやいや社会人になってからの方がむしろ勉強したいこといっぱいでてくるよ!」
などなど.
どの意見も別に優劣はないというのが僕の考えですが,
ここでは
・医療者にとっての勉強ってなんのためにするんだろう
・そしてそんな勉強はいつするんだろう
といったことに想いを馳せてみます.
勉強とは頭の訓練である
単刀直入に言うと,
医療者にとって勉強とは『頭の“訓練”』なのではないでしょうか?
学生の頃に励んだ座学や実習もそうですが,
いざ,「その時」が来た時に迅速に判断,行動できるように,頭の処理をくりかえしておく
それが医療者の勉強というものに対する価値観です.
軍人さんしかり,警察官さんしかり,航空機のパイロットさんしかり,消防士さんしかり.
彼らは有事の時に備えて,常に訓練と演習に励んでいると(素人考えるですが)僕は思いますし,そういった職業の方々を心から尊敬しています.
そういえば消防士さんが非番の時に制服姿でコーヒーを飲んでたら市民からクレームが来たなんて記事もありましたね.あれを見て筆者は心底がっかりしました.
そう,訓練なんですよ.
訓練.
訓練ならば勤務時間内に行うべし
で,ここから本題.
訓練,ということは,当然仕事の一環で行うものです.
仕事の一環ということは,訓練は通常勤務時間「内」に行うべきなのではないでしょうか?
昔から医療者の卒後研修会や勉強会というと,休日だったり,また平日でも勤務時間後におこなわれるものがほとんどですし,
また僕らもそれを当たり前と思っているでしょう.
でも僕はなんだが違うなぁと思ってます.
訓練なんだから,せめて勤務時間内でできるように,いまからそういう方向性をもって世の中を変える努力をしてみてはいかがでしょうか?
もしくは,たとえどうしても物理的に勤務時間内に勉強することがむずかしいなら,せめて時間外手当をつけるなどの配慮は必要など思います.
組織や会社によっては「勉強は勤務時間外にする」というルールもあるようですが,これは僕は断固として反対です.
まとめ
いますぐ全てを変えるのはなかなかに困難であるし難しいように思えますが(当然),
まずは「勉強とは訓練の一環であり,訓練だからこそ勤務時間内にできる」よう,
みなで知恵をしぼって仕組み創りやそんな“空気”を醸成してみてはいかがでしょうか?
今回の記事はここまで.
ここまで読んでくださったあなたに感謝します.
今日も良い一日を.
それでは▽
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