仮想症例シナリオを考えるコツ

pharmasahiroです.

社内研修や学会等で勉強会を担当している方から,
たまにではあるのですが,

「どうやって仮想症例を作っているのか?」

という質問を受けることがあります.

今日はそのコツについてお話いたします.

注意:これはあくまで私のやり方です.これとは異なるやり方があって然るべきですし,いろんな意見やアイディアをぶつけて,より効率的なシナリオ作成の仕組みができると良いな, とも思っております.

1.勉強会や研修会の目的を腹に落とし込む
どんな勉強をするのか,その勉強会のゴールは何か,など自分が関わる学びの場をどんなものにしたいのかをしっかり意識しましょう.
それによって,どんな難易度の症例にすると良いのか,も自ずと明らかになってゆくはずです.

2.症例のPECOを立てる
抄読会では必ずまずシナリオのPECOを立てますよね?それを先行してこちらで立ててしまうんです.
こうすることで,その症例のどんなところが問題としてフォーカスできるのか,自分の中でもクリアにできると思っております.
もちろん,この時のPECOは複数立てても良いでしょう(特にOの部分).

3.身の回りで活用できそうな事例を探す
1.2.に基づいて,該当する複数のリアル症例を組み合わせ,患者個人が特定されないよう背景等を編集します.
よく自分が行うのは自分や他のスタッフが担当した症例(つまりリアルな患者さん)を複数人集めて,1.の目的と2.のPECOに矛盾しないように,いい感じに使用薬や病歴・家族歴・社会歴等を改変しております.
まぁここが難しいといえばそうなのですが,こればっかりは場数をこなしたり,一定期間猶予を設けて探すと良いでしょう.
周りに該当する症例が残念ながら無い場合は,全くの空想症例でも良いのです.
ただし,なるべく臨場感のあるものが良いでしょう.
(とはいえそれが難しいのですが…)

もしくは,

3″.普段から読んでいる論文の患者背景を拝借する
勉強会で使う論文のPECOから逆算して,周りが議論できるようにシナリオを作成するという方法もあります.
JJCLIPではむしろこっちの方法をメインとしてシナリオを作成しております.

あともっとも大事なのは,

0.普段の仕事の中で,どんなことでも何か学ぶことはないか探す姿勢を維持する

ことだと思うんです.

普段からJJCLIPの運営に関わっていることもありますが,
やっぱり毎日なんとなく惰性で過ごす・仕事をするのではなく,
学びや気づきの種が無いか,活用できそうな事例は無いかと探索する習慣をつけた方が良いと(根拠なく)思っております.

(こういうのも自己研鑽になりませんかね?)

業務の中で浮かんだ・得られた疑問を書き留める(もしくはスマホなどのメモに残しておく)のも,そういった種を取りこぼさないために習慣づけると良いでしょう.

学んだことを独り占めするのではなく,
もっと多くの人と共有しましょう.
自分が体験したこと・患者さんやスタッフから得られた知見なども,
遠慮しないで社内外で公開・共有しましょう.

そんな気概で毎日を過ごしていれば,
研修会・勉強会で活用できるシナリオ(もしくはシチュエーション)がすんなりと思い浮かんでくるのではないでしょうか.
自分はそんな風に考えております.

今日はここまで.
それでは▽

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