1日1PECOのススメ

pharmasahiroです.

本ブログでこれまでになんども出ているPECOですが,これは臨床で出会う疑問を誰でもわかるような形に表現する際に用いる方法のことをさします.

P(Patient) どんな患者に
E(Exposure) 何をすると
C(Comparison) 他の何と比較して
O(Outcome) その人(達)がどうなるのか

となっており,それぞれの頭文字をとってPECOと言います.

このPECOがなぜ疑問を表現するのに有用かと言うと,

「曖昧な表現にせずに,きちんと言葉で表すことができる」

と言うことに尽きるのでは無いかと思っております.

よく,「この薬って良いものなの?」とか,「この健康方法ってつまり身体に良いの?」や,「この生活習慣って,身体に悪いの?」などなど,疑問はどんどん出てくるとは思うのですが,

「良い」とか「悪い」と言った,曖昧でわかりにくい,つまり人によって思い描くことが異なる(=解釈が異なる)表現で済ませず,もう少し突っ込んだ形で疑問を表すことができるようになります.

たとえば,

P:高血圧と診断されたばかりの働き盛りの30代男性が
E:とある降圧薬を飲み始めると
C:薬を飲まずに経過観察する場合と比較して
O:30年後に脳卒中になる可能性がどれくらい減るのか?

と言ったように,より具体的かつ誰でも簡単に理解でき,かつ誤解を招くことが極力少なくなるような言葉で表現できるようになるでしょう.

さて,そんなPECOなワケですが,

みなさまはぜひ,「1日1PECOを立てる」ことを実践していただければと思っております.

学びを深めるためには日々の生活・業務の中で疑問を抱き続けることが大切だと自分は思います.

もっと言うなら,その疑問をより具体的な形で書き留めておくことが重要なのではないでしょうか.

これは特段医療者に限ったことではなく,広く一般の方々もできるようになると,より毎日の生活の中で疑問をクリアに表すことができるでしょう.

例えば,

P:料理上手になりたい30代主婦が
E:料理教室に通い始める場合と
C:クックパッドを利用してみる場合と比較して
O:3ヶ月後に料理が上達するのか?

などです.

とはいえ,自分もブログの中で毎回PECOが立てられているかと言うと,そうでない場合も多いです(これは自分の怠慢です.すみません)

いきなり毎日PECOを立てるのが難しなら,まずは疑問に思った時点でPECOにしてみる,という工程を一つ挟んでおくと良いでしょう.

どんなに些細なことでもいい,常に疑問を感じ,それをPECOの形でまとめておく,後からそれを元に論文を探したり,教科書や参考書を確認する…そんな習慣ができれば,より広く深く学びを継続できるのではないでしょうか.

今日はここまで.
それでは▽