コーヒーで糖尿病予防?!

いつぞやでしょうか.朝のテレビニュース番組で,

「とある都市で糖尿病の人が少ないのは喫茶店でコーヒーをたくさんのんでいるからだ!」

なんて報道がありました.

…( ゚д゚)はぁ?!

本当にそんなことってあるのでしょうかね.

それでは,いつも通り,今日はこのネタで言葉を紡いでいきましょう.

ただし今回はちょっと手抜き(というか効率重視で)

UpToDateで「Coffee DM(DMとはDiabetes Mellitus:糖尿病の略語ネ)」で検索

すると,たしかにこんな文言があります.

いくつかの観察研究のメタ分析によると,1日あたり6杯以上のコーヒーを摂取すると,2/日未満の場合と比較して,糖尿病の発症リスクが減る(RR 0.65, 95% CI 0.54-0.78).この効果は年齢や性別,人種などには依らないらしい.

おっと,どうやら本当にコーヒーを摂取することで糖尿病の発症は少なくなるような記述ですね.

(中略)

対して,40〜65歳の日本人が緑茶をよく飲むと(6杯/日以上),5年経過時点での糖尿病の発症が減る(odds ratio [OR] 0.67, 95% CI 0.47-0.94)という報告もあるようです.

あらら,なんと緑茶でも発症リスクが減るという結果が出ているのですね,これは知りませんでした.

それなら,無理してコーヒーを飲まなくても緑茶でも良さそうにおもいます.

ただし,よくよくUpToDateを読み込むと,

「因果関係が証明されているわけではないため,コーヒーや緑茶を糖尿病発症予防として用いることは現時点では推奨しない」

とあります.

たしかに,他の因子をどう調節しているのかも本文だけからでは不明でありますし,上記の結果は交絡因子によるものかもしれません.

というわけで,結果として,テレビの報道の妥当性は低そうです.

コーヒー通の方々,残念でした.

とはいえ,今後も嗜好品としての摂取が悪いというわけではありません.

病気の予防云々とは言わず,これからも香りと味を愉しんで頂ければと思います.

(私も大のコーヒー好きです)

今日はここまで.
それでは▽