褥瘡と栄養状態の評価方法についての覚書

【褥瘡の評価方法】
「ものすっっっごぉい床ずれが!」なんて言われても聞いている側・相談される側はさっぱり理解できないですよね.体のどの部位に,どれくらいの重症度の,そしてそれがいつから始まったものなのか…etc

褥瘡がの評価方法を知るということは,「ほかの人にわかりやすく患者の状態を伝達する」ために必要不可欠なことでしょう.

[DESIGN-R®︎]
http://www.jspu.org/jpn/member/pdf/design-r.pdf
一般社団法人日本褥瘡学会のHPより転載.
創の状態を
深さ(Depth)
浸出液(Exudate)
大きさ(Size)
炎症・感染(Inflammation/Infection)
肉芽組織(Granulation)
壊死組織(Necrotic tissue)
ポケット(Pocket)
という項目で分類・評価して行きます.これらの有無や程度を継時的に記載することで,医療・介護・家族間での褥瘡の共通理解を深めるものとして活用されています.
これらのアセスメントに基づいて,適切な外用薬や皮膚保護剤を選択して行きます.
具体的な治療薬などについてはこれらの成書をご参考に.
褥瘡治療薬使いこなしガイド

これで治る! 褥瘡「外用薬」の使い方

早くきれいに褥瘡を治す「外用剤」の使い方

【患者の栄養状態評価方法】
とはいえ,いくら創をうまくアセスメントして,適切な外用薬・皮膚保護剤を選んだとしても,そもそも患者の栄養状態が芳しくない場合はやはり治療に苦渋することがあるとは思います.

[主観的包括的栄養評価(SGA:subjective global assessment)]
栄養状態のスクリーニングのツールとして一般的に用いられる指標です.SGAは、患者に対する聞き取りによって簡単に栄養状態を評価できるところがメリットでしょう.しかしながら,これはあくまでも主観的な評価であるため,SGAだけでなく,生化学検査や他の栄養情報と組み合わせて評価するほうがよいとされております.

[簡易栄養状態評価評(MNA:mini nutritional assessment)]
主に高齢者での栄養状態を評価するのに有用で,短期間での栄養スクリーニングが可能とされています.

これらのアセスメントシートはこちらより閲覧が可能です(同じく日本褥瘡学会より)

こうやって,患者の状態を適切にアセスメントしてから,状態に即した薬剤・皮膚保護剤だけでなく,栄養管理もしてゆくということですね.

勉強するたびに,知らないことが次々出てくる.
それがまた,新しい学びへの動機付けになる.

こういう毎日が,とても愉しい.

こららのツールを用いて患者を評価・治療することが,どれくらい患者さんにとって有用なのか,その定量性も別途記事にまとめてゆく予定です.

今日はここまで.
それでは.

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