しもやけ(凍瘡)にはビタミンEが有効?

しもやけになってしまって病院からビタミンE・A製剤が処方されること,よくあるとは思います.製品で言うとユベラ®️軟膏やトコフェロール錠といったところでしょうか.

「ほうほうそうやって治療するのか」となんとなく今まで惰性で過ごしていました.

が,改めてふと立ち止まって,その有効性なり妥当性なりを調べてみました.

P: しもやけの患者さんに
E: ビタミンE・A製剤(外用)を投与すると
C: 投与しない場合と比較して
O: しもやけが早く治癒するのか?
T: 治療

…ところで,日本語の「しもやけ」って英語でなんて言うんでしょう?

webでの翻訳サイトではしもやけとは凍瘡と見なされ(そりゃそうか),以下のような訳語が充てられているようです.

そういった単語を頼りにPubMedで検索をかけたのですが…あまり目的に合致する論文には行き当たらず…

それはそのはずで,まずfoggyとは「霧の,モヤモヤした」といった意味だったのです(しもやけの「霜」というところに引っ張られた機械翻訳だったのでしょうか…).

もう一つの訳語であるchilblainsも,「冷凍」と言う意味のようで,これまたしもやけとは微妙に違ったニュアンス.

(ちなみに検索で出てきた chilblain lupus は「狼瘡」と言う意味で,これはエリテマトーデスの訳語でした)

他にも,weblioで調べた限りではPerniosisで凍瘡に訳されることもあるようです.

しかし,どのコトバで文献を検索しても,やはりビタミンE(もしくはビタミンAとの合剤)での治療を検討した報告は,少なくとも自分の能力の限りではありますが見つけることができなませんでした.

Google Scholarでも検索をかけたところ,古い記事で例えば1976年のものを発見.
私の治療方針

この辺りの治療方法はエキスパートオピニオンが先行しているようです.

そこはよくも悪くもないのですが,効果に関する定量的な検討をしていないことが今回のサーチで明確になったのかなという印象を受けております.

(別段ビタミンでの治療を否定する訳ではない)

こういったところも,もしかしたら褥瘡のように「古くて新しい病気」として,研究テーマにできるのやもしれませんね.

今日はここまで.
それでは▽

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